MacBook Pro 2011 の 15inch または 17inch などで宿命とも言える外部 GPU の不具合に遭遇されて「縞模様が出たり色合いがおかしい」など画面表示に異常が出た場合、この SSD に換装するとかなり高い確率で復活できます（また手間は掛かりますが同梱の説明書に記載した手順を踏むことでオリジナルの内部ストレージからの起動でもかなり高い確率で表示異常を直せます）。外部 GPU の不具合から「起動途中で止まる場合、または再起動を繰り返す場合」にも対処できますが、他に原因があって止まったり再起動を繰り返すことも考えられるため保証はできません。また、外部 GPU の不具合で「起動音が鳴って起動プロセスは進むものの画面が暗いまま」という症状にも対処できますが、他に原因があって画面が明るくならないことも考えられるため保証はできません。※ ご購入前に ご自分で内蔵ストレージを交換できることが最低条件となります。 また、上記のように必ず復活できるという保証はできないため、そのことを納得できる方のみご購入願います。 効果が無かった場合でも返品・返金・キャンセルは承れませんのでご注意願います。macOS Sierra 10.12 をインストールした後 AMD グラフィックチップのドライバ（カーネルエクステンション）読み込みを完全に停止させていますので AMD 外部 GPU が故障していても起動可能です（この状態でも画面表示の色味や描画に不具合があるものの Finder 操作が可能ですが、内包してあるスクリプトを実行することでほぼ正常に使えるようになります）。実際の流れとしては： 現在 MacBook Pro に搭載されている（HDD や SSD などの）ストレージとこのセットの SSD を交換します（接続用のフラットケーブルは内部断線しやすいので折り曲げないように注意してください）。 この解説サイトを参考にされると分かりやすいかと思います： https://hotpcb.sakura.ne.jp/log/archives/2187現在の管理者パスワードは 0000（半角数字のゼロ四個）です。 あと、ユーザ名を変更されたい場合はこちらを参考にしてください： https://support.apple.com/ja-jp/HT201548 上記の方法でユーザ名を変更された場合は設定等は引き継がれますのでそのままお使いいただけます。 ※ ご購入者でユーザ名変更に失敗して初期化を余儀なくされた方も居られるので十二分にご注意ください （実行される前に Carbon Copy Cloner でクローンコピーしておくことを強くお勧めします）。換装が完了したら、NVRAM (PRAM) クリアを行うために電源ボタンを押して、起動音が鳴って直ぐに [command] + [option] + [P] + [R] キーを押し続けます。 暫く待つと再度起動音が鳴りますので 3度目でキーを離してすかさず [command] + [S] キーを押し続けます。シングルユーザモードの画面が表示されたらキーを離します。 以下のコマンドを入力します： sudo ./cmd-2.sh [return] キーを押してください。 “ sudo”と“.”の間には“スペース”が必要です。 しばらく待っていると自動的に再起動します（二度再起動する場合もあります）。これで外部 GPU の動作が完全に停止されますのでほぼ正常に使用することができるようになります。 制限事項としてチップセット内蔵の GPU のみに依存することになりますので GPU 性能が同年代の 13inch モデル同等となります。 あと、Thunderbolt デジタルビデオ出力から外部モニタ出力ができなくなります。 ただ、外部 GPU を停止しても USB → HDMI または、USB → VGA 変換アダプタを利用すると解像度は最大で 1920x1080 までに制限されますが外部モニタへの出力が可能です。 当方は YEHUA の“USB to HDMI Adapter”で出力できることを確認しました（現時点で売り切れのようです）。 このアダプタ同梱の取り扱い説明書にはソフトウェアのインストールが必要だとの記述がありますが Mac 標準搭載機能の AirPlay から指定するだけで出力できました。 また、CableCreation の USB 3.0 → HDMI アダプタでも動作確認が取れました。 こちらはドライバのインストールが必要です。 https://www.displaylink.com/downloads※ 外部 GPU の不具合で「起動音が鳴って起動プロセスは進むものの画面が暗いまま」という場合に使用する USB メモリも同梱してあります（使用方法は説明書をお読み下さい）。このモデルの最終対応 OS である macOS High Sierra でも上記の対策を適用すれば動作しますが「システムスリープから復帰した際に画面が暗いままで復帰しない、ディスプレイを閉じてもスリープしない」という問題が出ます。 High Sierra で輝度調整が効かないという問題は解決済み ですが System Integrity Protection (SIP) を無効にしておく必要があります。 方法は： 電源ボタンを押して、起動音が鳴って直ぐに [command] + [R] キーを押し続けます。 macOS ユーティリティの画面が表示されたら上部メニューバーの“ユーティリティ”メニューから“ターミナルを選びます”。 ターミナルが起動したら、以下のコマンドを入力します： csrutil disable [return] キーを押してください。 結果が表示されたら以下のコマンドを入力します（アップルメニューから「再起動」を選んでも結構です）： reboot [return] キーを押してください。ただ、制限事項があっても High Sierra の方が良いという方のために、その問題が出ない macOS Sierra と共に SSD をパーティションで分けて High Sierra もインストールしてあります。 ただし、これまで一度も High Sierra をインストールした経歴がない場合、または不明な場合は Sierra のデスクトップに置いてある「High Sierra で起動するために」という名前のフォルダ内の“FirmwareUpdate.pkg”をインストールしてファームウェアを更新してからボリューム「 High Sierra 」で起動してください。 この手順を踏まないと APFS フォーマットのボリュームを読み込めません。 “FirmwareUpdate.pkg”をインストール後に再起動すると「ピー」という音が鳴ってからファームウェアのアップデートが始まります。 アップデートが完了すると自動的に再起動しますのでその後はボリューム「 High Sierra 」からの起動が可能になります。 ※ アップデートの必要が無い場合は再起動しても何も起こりません。「システムスリープから復帰した際に画面が暗いままで復帰しない」という問題に対しては“省エネルギー設定”でシステムスリープしない設定にしてあります。 アップルメニューからはシステムスリープできてしまうのでご注意願います（ディスプレイのみのスリープからは問題なく復帰します）。 「ディスプレイを閉じてもスリープしない」という問題に関しては対処能です。しばらくお使いになって不要な方の OS がインストールされているボリュームを削除されるのも宜しいかと思います（ macOS Sierra は残しておくことをお勧めします）。※セキュリティアップデートやシステム再インストールなどを実行すると外部 GPU 用のドライバが再度インストールされてしまうため不具合状態が再現されます。 この場合の対処方法は説明書に記載してあります。 ※ NVRAM (PRAM) クリアを行うと画面表示の色味や描画が異常になります。 この場合はシングルユーザモードで“sudo ./cmd-2.sh”コマンドを実行して下さい（詳しい手順は説明書に記載してあります）。実機で起動することを確認してから発送しますので、もしこの SSD で起動できない場合は外部 GPU の不具合以外の要因があると思われます。 また、外部 GPU の故障であっても全てのケースで対応できる保証はありません。 商品の性質上返品は承れませんので効果が無いかも知れないというリスクをご了承願える方のみご購入願います。使用した SSD はバルク新品の YMTC製“SC001-512GB-H”です（バルク品なので保証書はありません）： 型式：YMSS0CH06D11MC Serial ATA 6Gb/s 容量 : 512GB タイプ : 2.5inch (7mm厚) フラッシュ規格 Xtacking 3D NAND Sequential Read 128K: 520 (MB/s) Sequential Write 128K: 510 (MB/s) Random Read 4K: 80,000 (IOPS) Random Write 4K: 70,000 (IOPS) MTBF(平均故障間隔) ：150万時間 TBW：340 TBW※ 画像はテンプレートを使い回しているので SSD のシリアルナンバーなどはその都度異なります。 また、USB メモリも出品時点での手持ちを使用しますので写真とは異なる場合があります。